フェイスブックから個人情報流出か 5億3300万人分
朝日新聞社
2021/04/05 15:23
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2021年3月25日、米議会の公聴会で証言する米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者（CEO）=米議会の配信映像から © 朝日新聞社 2021年3月25日、米議会の公聴会で証言する米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者（CEO）=米議会の配信映像から

　米フェイスブック（FB）から利用者の個人情報5億3300万人分が流出した可能性があることがわかった。米ニュースサイト「インサイダー」が3日報じた。FBは2019年に発覚していた問題ですでに対処済みだとし、流出した個人情報も「古いデータだ」としている。ただ、これまで明らかになっていた同社の個人情報流出の規模を上回っており、問題は尾を引く可能性がある。

　報道によると、流出した情報はハッカーサイトで公開されたという。データは日本を含む世界106カ国の5億3300万人分で、米国では3200万人分に上るという。

　流出した情報は、利用者の電話番号やFBのID、氏名、所在地、生年月日、自己紹介などで、一部には電子メールアドレスも含まれているという。FBの広報担当者は3日、「これは19年に報じられた古いデータだ。我々はこの問題を19年8月に見つけ、修復した」とツイート。同社は、朝日新聞の取材には回答していない。米メディアは専門家の話として、データはネットで広くアクセスできる状態だったとして、詐欺などに悪用されるおそれを指摘している。

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