#author("2024-09-30T09:59:19+09:00","default:massy","massy") #author("2024-09-30T09:59:39+09:00","default:massy","massy") #style(class=box_black_ssl){{ 小さな不満点も解消 文庫本サイズのタブレット「BOOX Go6」を買ってみた }} #style(class=box_blue_dsl){{ 太田 亮三2024年9月21日 09:30 ポスト リスト シェア はてブ note LinkedIn 文庫本サイズの本体に6型電子ペーパーディスプレイを搭載するAndroidタブレット「BOOX Go6」が発売されました。私は2年前の2022年7月に“前々モデル”にあたる「BOOX Poke4 lite」を購入し、小説を読むための電子書籍リーダーとして愛用してきました。今回の製品「BOOX Go6」はディスプレイの仕様や基本性能も向上しているということで、「Poke4 lite」→「Poke5」→「Go6」という2世代分の進化を体感すべく買ってみました。価格はAmazon.co.jpにて27,800円でした。 文庫本サイズの6型電子ペーパーAndroidタブに新型「BOOX Go6」 2024年9月13日 19:10 ミニレビュー 文庫本好きのための電子書籍リーダー「BOOX Poke4 Lite」 2022年7月19日 08:20 「BOOX Poke4 lite」からの進化点として注目したのは、ディスプレイが1,448×1,072ピクセル(300dpi)に強化され、最新の「HD E Ink Carta 1300スクリーン」が採用されている点です。解像度は「Poke5」ですでに1,448×1,072ピクセルに向上し300dpiになっていましたが、「Go6」に採用されたE Inkディスプレイはコントラストなどが強化された最新仕様ということです。 記事を要約する(AI) 前々モデルのPoke4 lite(左)とならべたところ。ディスプレイサイズは同じですが解像度が向上、本体は前モデルのPoke5から縦のサイズが短くなっています。 システムやアプリ一覧の画面も文字などがクッキリ表示されるようになりました 「Go6」はAndroidタブレットで、Google Playストアのアプリがプリインストールされていました。Google アカウントでログインすれば、好みのAndroidアプリをストアから自由にインストールできます。 電子ペーパーディスプレイは画面の切り替えが独特でゆっくりなので、ゲームや動画をはじめ、普通のアプリの利用には向きませんが、画面の切り替えがページをめくる程度の電子書籍にはぴったりです。「Go6」は文庫本サイズなので、筆者は愛用している「BOOK WALKER」のアプリをダウンロードして、小説を読む端末として使っています。 Google Playはプリインストール済み。好みの電子書籍アプリを使えます。ちなみにKindleのAndroidアプリも使えます 高精細になったディスプレイに満足 これまで使っていた「Poke4 lite」は、文庫本とほぼ同じサイズということで、ディスプレイに表示するフォントサイズもだいたい同じぐらいにして読んでいました。ただ、ディスプレイの密度は212dpiのため、とくにルビが見づらく、例えばルビの「ば」と「ぱ」などはほぼ判別できない状態でした。もちろんフォントサイズを大きくすれば読めますが、そうするとページ送りの回数が増え、移動中などは操作が増えて快適度が下がってしまいます。 「Go6」のディスプレイは300dpiで、最新のスマートフォン(400dpi以上)には及ばないものの、上記のような“リアル文庫本サイズでフォントを表示したときのルビ”が綺麗に表示されますし、フォント全体も輪郭がクッキリとして綺麗に表示されるようになりました。ホーム画面をはじめそのほかの表示も綺麗になって、「Poke4 lite」であとほんの少しだけ足りないと感じていた部分が解消されました。実利用上の距離で見ている限り、紙に印刷された文字とほとんど変わらない高精細な表示になったと感じます。 私が普段使っているフォントサイズでの、Poke4 liteでの表示例。輪郭が少しあいまいで、ルビの濁点は判別しずらくなっていました Go 6は密度が300dpiに向上、紙の印刷のように綺麗に見られるようになりました 外観や性能の進化 外観で地味に異なっているのは、ディスプレイ周辺です。「Poke4 lite」のディスプレイ表面は額縁から一段下がった構造でしたが、「Poke5」からはガラスで全面が覆われる仕様になっているという点です。画面の右端からスワイプする、下端からスワイプするなどの操作が格段に行ないやすくなりました。一方で、指を額縁に置いていたつもりが、いつの間にか画面を触っていてUIが発動、みたいなことも起こるので、特に電車の中など常に手で持って使う場合は、一長一短と感じるかもしれません。 ディスプレイは全面がガラスに覆われた仕様です 「BOOX Poke4 lite」はmicroSDカードに非対応でしたが、次のモデルの「BOOX Poke5」から対応しています。私はというと、読み終わった本のデータはその都度消して、読んでいる最中の本のデータしか本体に保存しないという運用をしてきたので、microSDカードへの対応を渇望していたわけではないのですが、運用の仕方によってはありがたい進化です。ちなみに「BOOX Go6」の内蔵ストレージは32GBで、フリーの領域は19.7GBとなっています。小説などテキスト主体のデータは小さいので、すぐに容量不足に悩まされることはなさそうです。 microSDカードに対応。ピンでトレイを取り出します CPUは「Poke4 lite」の4コアから「Go6」は8コアに強化されていて、動作は以前よりキビキビと動くようになっています。 OSのベースがAndroid 11という点は、少し古いため懸念材料ですが、製品のファームウェアアップデートについては過去のモデルでも手厚く行なわれています。2年前に発売された「Poke4 lite」は、本稿執筆時点で2024年7月2日付けのファームウェアが配信されており、システムのUIなどもBOOXの最新版になっていて、「Go6」を使いはじめても違和感なく移行できました。 製品パッケージと同梱物。ケーブル1本とSDカードトレイの取り出し用ピンが同梱されます 2世代分の進化に満足 「Poke4 lite」のユーザーからすると、ディスプレイ解像度、画面・額縁のツライチ仕様、CPUの強化、microSDカード追加と、各部の進化ポイントが確かに感じられました。特にディスプレイは常時目にする基本的な部分だけに恩恵も大きいと感じられます。「Poke5」のユーザーには微妙な進化具合かもしれませんが、「Poke4 lite」ユーザー、あるいはこれから“小説メインの電子書籍リーダー”を初めて買うという人にはおすすめできそうです。 }} #style(class=box_gray_dsl){{ [[(出典等)>https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/itsmo/1624303.html]] }} RIGHT: &lastmod; a:&counter(total); t:&counter(today); y:&counter(yesterday);