太田 亮三2024年9月21日 09:30 文庫本サイズの本体に6型電子ペーパーディスプレイを搭載するAndroidタブレット「BOOX Go6」が発売されました。私は2年前の2022年7月に“前々モデル”にあたる「BOOX Poke4 lite」を購入し、小説を読むための電子書籍リーダーとして愛用してきました。今回の製品「BOOX Go6」はディスプレイの仕様や基本性能も向上しているということで、「Poke4 lite」→「Poke5」→「Go6」という2世代分の進化を体感すべく買ってみました。価格はAmazon.co.jpにて27,800円でした。 文庫本サイズの6型電子ペーパーAndroidタブに新型「BOOX Go6」 2024年9月13日 19:10 ミニレビュー 文庫本好きのための電子書籍リーダー「BOOX Poke4 Lite」 2022年7月19日 08:20 前々モデルのPoke4 lite(左)とならべたところ。ディスプレイサイズは同じですが解像度が向上、本体は前モデルのPoke5から縦のサイズが短くなっています。 システムやアプリ一覧の画面も文字などがクッキリ表示されるようになりました 電子ペーパーディスプレイは画面の切り替えが独特でゆっくりなので、ゲームや動画をはじめ、普通のアプリの利用には向きませんが、画面の切り替えがページをめくる程度の電子書籍にはぴったりです。「Go6」は文庫本サイズなので、筆者は愛用している「BOOK WALKER」のアプリをダウンロードして、小説を読む端末として使っています。 Google Playはプリインストール済み。好みの電子書籍アプリを使えます。ちなみにKindleのAndroidアプリも使えます 「Go6」のディスプレイは300dpiで、最新のスマートフォン(400dpi以上)には及ばないものの、上記のような“リアル文庫本サイズでフォントを表示したときのルビ”が綺麗に表示されますし、フォント全体も輪郭がクッキリとして綺麗に表示されるようになりました。ホーム画面をはじめそのほかの表示も綺麗になって、「Poke4 lite」であとほんの少しだけ足りないと感じていた部分が解消されました。実利用上の距離で見ている限り、紙に印刷された文字とほとんど変わらない高精細な表示になったと感じます。 私が普段使っているフォントサイズでの、Poke4 liteでの表示例。輪郭が少しあいまいで、ルビの濁点は判別しずらくなっていました Go 6は密度が300dpiに向上、紙の印刷のように綺麗に見られるようになりました ディスプレイは全面がガラスに覆われた仕様です microSDカードに対応。ピンでトレイを取り出します OSのベースがAndroid 11という点は、少し古いため懸念材料ですが、製品のファームウェアアップデートについては過去のモデルでも手厚く行なわれています。2年前に発売された「Poke4 lite」は、本稿執筆時点で2024年7月2日付けのファームウェアが配信されており、システムのUIなどもBOOXの最新版になっていて、「Go6」を使いはじめても違和感なく移行できました。 製品パッケージと同梱物。ケーブル1本とSDカードトレイの取り出し用ピンが同梱されます 2024-09-30 (月) 09:59:39
a:26 t:1 y:2 |